76歳　女性

五十代の半ば頃に、老人性白内障と診断され、半信半疑で十年くらい無難に過ごしました。

年が経つにつれ、免許の度にヒヤヒヤ、ドキドキで更新をしていましたが

それでも一抹の不安があり、手術にふみきりました。

右目の手術の次の日、眼帯を外していただいた瞬間、世の中がこんなに明るかったのかと驚きました。

色彩も鮮やかに見え、特に白色の鮮やかさが印象的でした。何か今まで損をしてきたような気分です。

両目の手術が終わった数日後、何気なく夜空を見上げたら、今迄決して見えなかった弱い光を放つ星がいくつか見えました。もともと、星を見るのが子供の頃から大好きでしたので、星が見えるということは、私にとって大感激でした。いつか、星空の美しい所にいって思い切り星を見たいと思います。

残りわずかな人生に、また一つ新しい楽しみが増えました。

先生をはじめ、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。