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2017年5月18日 スポットビジョンスクリーナー

こんにちは。春日井市浅野眼科クリニックの視能訓練士の小木曽です。

 

当院ではスポットビジョンスクリーナーという機械を導入しました。

近視や遠視、乱視を測定する機械です。

通常の機械では近視、遠視、乱視など眼の屈折と呼ばれるものを測定するには

機械に顎をのせ額をつけなくてはいけません。

大人であれば簡単なことなのですが、小さな子供さんは背も足りない

ですし、顎と額をつけたままじっと一点を見ているのはとても難しく子供の

屈折を測定するのは苦労していました。

 

このスポットビジョンスクリーナーは患者さんを椅子に座らせた状態で1メートル

離れた位置から測定することができます。

今までの機械ですと2歳以下の子供さんは測定が難しかったのですが

このスポットビジョンスクリーナーなら1歳前後の子供さんでも測定可能です。

少し前も1歳になったばかりの子供さんの屈折を取ることが出来ました。

 

車椅子の患者さんも機械に顎と額とつけるのは大変です。

車椅子の患者さんにもスポットビジョンスクリーナーは使えますが

車椅子の患者さんは高齢な方が多いです。高齢になると人間の瞳孔は小さくなります。

スポットビジョンスクリーナーは小さい瞳孔では測定が出来ません。

この点が改善すれば高齢者の車椅子使用の患者さんにも今よりもっと使える

ようになるので業者さんに頑張ってほしいです。

 

最新の機械を購入してもらえ、使える環境に感謝しています。

 

 

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