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2016年3月 5日 スマホ老眼

春日井市浅野眼科クリニック 視能訓練士橋口です。

今日は若い年齢の方に急増している「スマホ老眼」についてお話したいと思います。

まず老眼とは、水晶体や毛様体筋が硬くなり、調節力が弱くなることで
近くの物が見えにくくなる症状の事をいいます。

スマホ老眼とは、老眼が出てくるような年齢ではないのにも関わらず
老眼と同じような「手元の文字が見えづらい」といった症状を訴えます。

スマホ老眼が起こるメカニズムを簡単にお話したいと思います。

・遠くを見ている時
眼の良い人は普通に見えますし、視力が悪い人もメガネをかけたり、
コンタクトレンズを使えばしっかり見ることができます。

・スマホ(近くのもの)を見る時
遠くを見ている眼の状態のままでは近くにピントが合いません。
=スマホははっきりと見えない

なので...眼の中にある水晶体というレンズを膨らませてピントを合わせます。
このことを調節といいます。

スマホはゲームができたり、インターネットができたりするので
何時間も見ていられるものだと思います。

スマホを見続けるということは、水晶体を膨らませ続ける(調節する)ので疲れます。
ずっと調節した状態が続くと調節力そのものの低下により、近くも見づらくなることがあります。
これが「スマホ老眼」と呼ばれる症状です。

最近近くがなんとなく見づらい...などの症状がある方は、
スマホ老眼チェックと検索してみたり、眼を休めたりしてくださいね。

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