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2015年7月30日 もうすぐお盆ですね

こんにちは 春日井市 浅野眼科クリニック、受付の井口です。

 毎日暑い日が続きますね。皆様、どのようにお過ごしでしょうか?
 さて、子供達は先週から夏休みに入りました。私が子供の頃、夏休みの楽しみの一つにお盆がありました。意味も分からず、ただ従兄弟たちと楽しく過ごすことが出来るこの期間が待ち遠しくてしかたありませんでした。

 お盆とは、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言われ、旧暦7月15日前後、現在では8月13日~16日に行われる御霊祭です。先祖や亡くなった方々が苦しむことなく成仏できるようにと、子孫が報恩や追善の供養をするものです。

 御霊祭の形式は
 8月13日夕方、先祖の霊をお迎えします。
 お墓参りでお供えしたお線香の火を持ち帰り、盆提灯に火をともし、玄関等で素焼きの焙烙に「おがら(麻の茎)」を燃やします。先祖の霊の乗り物として、精霊馬を用意します。胡瓜を用いて馬を表現するのは、少しでも早くお迎えしたいとの想いが込められています。
 期間中は、僧侶を招き、お経や飲食の供養をします。
 8月16日夕方、先祖の霊をお送りします。
 迎え火を焚いた同じ場所で、お仏壇にお供えしたお線香の火を用いて送り火を焚き、先祖の霊にお帰り頂きます。茄子を用いて牛を表現するのは、牛にお土産を載せてのんびりとお帰り頂きたいとの想いが込められています。
 京都の「大文字焼き」九州北部の「精霊流し」も送り火の一種とのことです。

 私は、この様にきちんとした形式の御霊祭を行ったことが無く、子供の頃に近所の川に流されていた胡瓜や茄子で作られた馬や牛に「行きは少しでも早く・帰りは少しでも遅く」との想いが込められた物であることも今回初めて知る事が出来ました。

 「御先祖を敬い、感謝すること」
 当たり前のことですが、日常ではなかなか行動に出来ません。
 今年のお盆には、親族に会える喜びと共に、改めて感謝の気持ちをもって御先祖に参りしたいと思います。

 

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