ブログ

院長ブログ

2016年11月 7日 「一流の育て方」

ぐんと涼しくなって、朝夕は寒いくらいですね。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、皆さんはどの様な秋を楽しんで
いらっしゃいますか?

私が最近読んだ中でオススメの本は「一流の育て方」(ダイヤモンド社)です。
これは子育ての本ですが、それだけにとどまらずビジネスやあらゆる分野での
成功に必要なリーダーの育成にもつながる本であり、自分の子どもの子育て、
スタッフ育成、そして私自身にも参考になりました。

この本の中で特に私にとっての学び・気付きがあったのは「グリット」と
「コミュニケーション能力」です。

「グリット」という言葉は最近よく目にしたり、耳にしたりします。
「これはあきらめずに最後までやり抜く」という精神力です。学力やIQの高い
「賢さ」よりも、「モチベーションと根性」が人生の成功を左右するとありました。
このグリットを養成する為にどの様なことをすればよいのか。
それは「挑戦させること」そして「失敗してもすぐ起き上がれる方法を
教えること」です。

特に印象的だった言葉は"挑戦すれば失敗はつきものだ。
そして失敗にめげる人は挑戦自体をやめてしまい、成長が止まってしまう。
これに対し、失敗しても挫折せず、なぜ失敗したのかを考えて学ぶ習慣のある人は、
失敗を成長の糧としてさらなる成長を遂げるのである。"
子供達にも、失敗することを恐れずにどんどんチャレンジして欲しいですし、
失敗からたくさんの事を気付き、学んで欲しいと思います。

次に「コミュニケーション能力」ですが、まずこの言葉を聞いて私は「話す力」
最も重要なのかなと思いました。が、「聴いて相手を理解する力」が一番重要な
コミュニケーション能力だと書いてあり自分にとって新しい発見でした。
確かに相手が何に困っていて、何を必要としていて、何に不満を持っているのか
良く聴いて、相手のニーズに応える事ができなければ、いくら素晴らしい事を
論理的に話したとしても相手の心に響きませんね。

この本の中で大切なのは自分の視点を離れて、相手の視点と立場に立ち、
相手に感情や価値観、異なる思考のフレームワークや異なる事実確認を
理解しながら合意形成を達成するのが「一流のコミュニケーション能力」
だとありました。
なるほど!家庭でも仕事でもちょっと意識してみようと思います。


一流な人に育てる教育法が詳しく分かりやすく書いてありとても勉強になりました。
この年齢になってもまだまだ学ぶ事が多く成長できそうです。
子育て、スタッフ育成、そして自分自身にも「一流」に近づける人間力を
つけられたらいいと思います。

月別アーカイブ