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院長ブログ

2015年3月 1日 世界にも認められるコンシェルジュより学んだ事

先日NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、阿部 佳さんという
コンシェルジェが出ていました。
その方は一流のコンシェルジュのみ入会が許される世界組織「レ・クレドール」で、
現役にして名誉会員に認定されている方でした。

阿部さんの言葉で気に入った、又印象に残った言葉は...

『言葉の向こうの"心"を読む』

職種は違うけれども、私自身もこの言葉を聞いて納得させられました。
私の仕事もコンシェルジュと同様、患者さんとの時間は決して長くありません。
診察では症状を聴き、その治療方法の説明などをし、更に患者さんの質問に答えます。
常に患者さんが何を求めているのか、何を不安に思っているのか
瞬時にキャッチして、的確に対応する必要があります。
自己満足の診療ではなく、患者さんに満足してもらえるよう心がけたいと思います。
診療後、全ての患者さんが不安や痛みから解放され、
気持ちもスッキリして帰ってもらえるような診療を目指します。

『お客様と向き合うのではなく、一緒の方向をみる』

私が研修医時代から心に残っている言葉があります。
上司の先生が患者さんに向かって「一緒に治療していきましょう」と言われているのを聞き、
とてもいい言葉だと共感し今でもそれを胸に診療を続けています。
「一緒の方向をみる」というのは、患者さんは一人ではなく、
医師である私も患者さんと同じ気持ちで進めていくことであります。
安心感、心強さを感じられる、患者さんに寄り添った診療を進めていこうと改めて思いました。
どの様な業種であっても共通するものですね。


『忙しい時こそ、仕事を雑にしない』

雑な仕事をしないのは、私がいつも大切に思っている事の一つです。
忙しい時は、待ち時間の事を考えると一人にかける時間が短くならざるを得ないです。
しかし、忙しい時とそうでない時の診療の内容が変わってしまわないように
忙しい時こそいかにして質を落とさないよう短時間で的確な診療ができるかが重要です。

職種は違っても、人と関わる仕事というのは相手を想う気持ちが大切ですね。

普段の診療の時、いつも心に留めておきたいと思います。

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