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院長ブログ

2014年6月 3日 学校検診


今年も学校検診の季節(4月〜6月)がやってきました。
私は春日井市内の小学校3校、中学校2校、計5校の眼科学校医をしていて
5月までに3校終了しました。

学校検診というと、はやり目(人に移るタイプの結膜炎)の子を発見し、
学校で流行しないようにすることが大きな目的の一つですが、
最近では、はやり目の子供はあまり見かけなくなりました。
それに代わり、アレルギー性結膜炎にかかっている子が非常に多く
見かけられるようになりました。

アレルギー性結膜炎にはダニ、ペット(イヌ、ネコ)、ハウスダストなどが原因の
通年性のものと、花粉が原因の季節性のものがあります。
花粉症の代表的なアレルギーの原因となる植物は、春はヒノキ科のスギ、ヒノキ、
夏はイネ科のカモガヤ、秋はキク科のブタクサ、ヨモギなどがあります。
ここ数年、日々の診療を通して、花粉症の低年齢化が進んでいるように感じます。

花粉症の症状は...
・眼の充血やかゆみ
・鼻水・鼻づまり・くしゃみ

その他に、見逃しやすい症状として...
・眼や鼻をこする事による皮膚の赤みや鼻出血
・喉や鼻づまりによるいびき
・眼や鼻ををこする、まばたきが増える、眼をパチパチさせる、鼻をすする、
 口呼吸をしているなどのしぐさ

この様な症状やしぐさがあれば花粉症を発症しているかもしれません。
お子さんの花粉症は保護者の方が気付いてあげる事が大切ですね。


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